表面張力とは
あるものが、あるものに対して濡れやすいかどうかは、それらの間に働く表面張力(界面張力)によって決まります。
今、ある素材の表面に接触した水玉を考えてみます。すべての物質や分子にはお互いに引き合う力(分子間力)が働いているため、水玉を構成する水分子もそれぞれお互いを引っ張り合っています。
水玉の中にある分子は四方の分子から引っ張られるのでそれぞれが相殺して安定した状態にあるわけですが、水玉の表面にある分子は片側が気体(空気)と接しています。
気体は液体に比べると分子の密度も小さく、それぞれが自由に飛び回っているため、水玉表面の分子は空気側の分子からは引っ張られないと見なすことができます。そのため、表面の水分子は内側の水分子からのみ引っ張られることになり、水玉の表面の水分子は常に水玉の中に入っていこうとします。その結果、水玉表面はもっとも表面積の小さい状態(水分子の数が少ない状態)の球状になるわけです。
このように、表面積を小さくするように働く力を表面張力といいます。(接する相手が気体のときは表面張力、液体や固体のときは界面張力といいます)
また、温度が上昇するとともに、水分子の熱運動が活発になり、水分子同士が引き合う力が相対的に小さくなるため、表面張力は減少していきます。
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